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ロタウイルス
病気の概要
ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0~6歳ころ)にかかりやすい病気です。主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛です。
ふつう、5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。脱水症状がひどくなると入院治療が必要になることがあります。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40~50%前後はロタウイルスが原因です。
ワクチンを接種することにより、ロタウイルス胃腸炎による入院患者を約70~90%減らすことができたと報告されています。
(引用元:厚生労働省ホームページ)
対象者
令和2年8月1日以降に生まれた方
ワクチンの種類によって、接種回数・接種期限が異なります。
1価ワクチン「経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン」(ロタリックス)の場合
出生6週0日後から24週0日後までの間に、27日以上の間隔をあけて2回接種
5価ワクチン「5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン」(ロタテック)の場合
出生6週0日後から32週0日後までの間に、27日以上の間隔をあけて3回接種
ワクチン接種スケジュールと予診票の通知時期
必ず出生14週6日後までに初回の接種を受けましょう
標準的な接種スケジュールとして、初回接種を生後2か月から出生14週6日後までの間に実施し、その後は27日以上の間隔をあけて接種します。
- 安全性の観点から、初回接種を出生15週0日後以降に受けることはおすすめしていません。
- 原則、初回接種したワクチンと同じワクチンを使用して、既定の回数の接種を完了してください。
予診票の通知時期
生後2か月に達する日までを目安に、3回分の予診票をお送りします。
接種後1~2週間は「腸重積症」に注意しましょう
腸重積症は、腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気です。腸の血流が悪くなることで腸の組織に障害を起こすことがあるため、速やかな治療が必要です。ワクチン接種から1~2週間くらいまでの間には、腸重積症のリスクが通常より高まると報告されています。
腸重積症の症状としては、
- 「突然はげしく泣く」
- 「機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す」
- 「嘔吐する」
- 「血便がでる」
- 「ぐったりして顔色が悪い」
などがあります。
接種後にこれらの症状が一つでも見られた場合は速やかに医療機関を受診しましょう。腸重積症はロタウイルスワクチンの接種にかかわらず、乳幼児がり患することのある疾患で、まれな病気ではありません。
(引用元:厚生労働省ホームページ)
関連リンク(厚生労働省ホームページ)
ロタウイルスについて<外部リンク>
ロタウイルスワクチンに関するQ&A<外部リンク>
2020年8月出生の方についての注意事項<外部リンク>