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令和4年度青梅・羽村ピースメッセンジャー
世界平和は人類共通の願いですが、中学生などの若い世代が戦争について学ぶ機会は、机上での学習が中心であり、戦争を体験した人が減っていくにつれて、直接話を聞き、戦争の悲惨さや平和の大切さについて考える機会が減少しています。
青梅市と羽村市では、両市の中学生が一緒に、戦争の実相を学ぶとともに、原爆が投下された広島市の原爆体験者の方などとの交流を通して、平和に対する学びや想いを深めることを目的として、「青梅・羽村ピースメッセンジャー事業」を実施しました。
実施内容
・事前研修:3回
・広島とのオンライン交流
・多摩地域の戦跡見学
参加者
・中学生 19人(青梅市9人・羽村市10人)
・リーダー 5人(大学生5名 ※うち2名は過去に同事業に参加した大学生)
・指導員 4人(青梅市2人、羽村市2人) 協力者 1人
・職員 4人(青梅市2人、羽村市2人)
事業詳細
事前研修 7月8日(金曜日)・7月15日(金曜日)・7月27日(水曜日)
第一次世界大戦以降の世界や日本の動きなど、第二次世界大戦、アジア・太平洋戦争に至るまでの経緯と、広島に投下された原爆に関する情報や原爆体験者の方からお話を聞くうえでのポイントを学び、質問事項について考えました。
広島とのオンライン交流 8月5日(金曜日)・8月17日(水曜日)
広島にいる原爆体験者の方からのお話を、Web会議ツールを活用して伺いました。
原爆体験者の方のお話を直接聞き、質問をするという双方向のやりとりを通じて、戦争の悲惨さや平和の大切さを学びました。
また、広島訪問の際に現地で交流を予定していた広島女学院中学校生のみなさんとオンラインで交流し、慰霊碑等の説明を受けました。
多摩地域の戦跡見学 7月27日(水曜日)・8月17日(水曜日)
多摩地域でも戦争の被害があったことを学ぶために、八王子市にある浅川地下壕、東大和市にある旧日立航空機株式会社変電所を見学しました。
令和4年度事業について
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、令和2年度は事業を中止し、令和3年度は事業内容を変更し、オンラインで実施することとなりました。
今年度、広島を訪問することはできませんでしたが、オンラインを通じて広島の被爆体験者の方々との交流を行うことができました。オンラインでの多摩地域の戦跡見学や、戦争被害にあわれた方との交流も行い、身近な地域での戦争について学びました。
オンラインを活用して戦争の悲惨さや平和の尊さを学ぶことができたこと、他校の生徒たちとも思いを共有できたことは、参加者にとって、貴重な経験となりました。